全国夜間中学校研究大会
全国夜間中学校研究会(東日本地区)
研修交流会の参加報告
『一日も早く 江東区に夜間中学校開設を!』
全国夜間中学校研究会 研修交流会
■主催:すべての人に義務教育を!専門委員会
■日時:2009年7月26日(日)
■会場:東京都江東区総合区民センター
■遠友塾からの参加者:
受講生/2名(3年 酒井順子さん、伏見裕子さん)
スタッフ/5名(荒木明美さん、以下は北海道に夜間中学をつくる会からの参加で、飯塚英明さん、泉雅人さん、工藤慶一さん、丸山仁さん)
【研修交流会 主旨】
(主催者の文章より)
東京都江東区には公立の夜間中学がなく、墨田区立文花中学校や江戸川区立小松川第二中学校の夜間学級には、沢山の人が江東区から通ってきています。
都内8校の夜間中学校全教職員により構成される東京都夜間中学校(会長は石崎和夫荒川区立第九中学校校長)の1973年からの調査によると、今年までに延べ1,065名もの義務教育未修了者が江東区から他区の夜間中学校に通っています。今年も30名もの方が他区の夜間中学校に通っています。
バスをのりついできたり、片道1時間近く毎日自転車にのってきたり、通学も大変です。学校に通うために、経済的に苦しくとも18才以上の方は「就学援助」も利用できません。
それでも来られる人はまだいいのです。江東区の南部地域(枝川、塩浜、豊洲)に住んでいる方や体の悪い方などは、通学できません。本当は夜間中学に行きたいのにあきらめている人がいることを思うと、「江東区に夜間中学をつくってほしい」と切実に思います。
この度、このことについて、みんなで語り合い、一日も早く実現できるように、この集いを持ちます。
鎌田慧(ルポライター)さんから、「夜間中学は、教育を受ける権利の最低保障の場です。その場をつくるのは自治体の最低の義務です。人権の場としての夜間中学をはやく開設してください。」とのメッセージが寄せられました。
「研修交流」での語り合い、学び合おうでは、札幌遠友塾から、受講生3年の酒井さんと伏見さんが生活体験を発表しました。
二人のすばらしい発表は、参加者の心に響いたようで、多くの励ましが返ってきました。
受講生/酒井順子さんからの報告
受講生/伏見優子さんからの報告
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