全国夜間中学校研究大会
全国夜間中学校研究会(東日本地区)
研修交流会の参加報告
2009年度
受講生の報告
全国夜間中学校研究会に出席して
酒井順子さん
2009年7月26日、午後1時半より5時まで、全国夜間中学校研究会「研修交流会」が江東区総合区民センターで行われた。
札幌遠友塾の出席者は、工藤先生、泉先生、飯塚先生、丸山先生、荒木先生、伏見さん、酒井の計7名です。寒い札幌から暑い東京で汗を流しながら、会場へ時間どおりに到着しました。
1時半から開会の挨拶、経過報告「すべての人に義務教育を!専門委員会」委員長関本保孝先生のお話ではじまりました。
江東区に、夜間中学校がなく、長い間江東区に、「公立夜間中学校を作る会」の運動を続けてやっと区議員にアンケート調査を行った。
44議員のうち、20人が設置に賛成又は考えて良いと回答があった。「考えてみたい」など好意的な発言があった。
今、全国で公立夜間中学校が35校あります。
江東区に一日も早く36校めが出来ますことを心から念願します。
全国大会に出席して、心に残る事が沢山ありました。特に私の胸に熱く残る学校は、三宿中学校の代表者です。彼は、小学校の時家庭の事情で学校に行かず、字も九九も分からず、三宿夜間中学に通い初めて、彼の良い物を先生によってひき出されました。
その後、生徒会長、卒業、定時制高校に入学されたそうです。彼は笑顔で明るく、好青年です。
彼の後をしたい後輩も同じ高校に通っていると話され二人の青年に、心から拍手を送りました。
感激で涙がこぼれました。この社会で生きて行くためには、教育は、必要、自分の持っている物をひき出しから出しきることの勇気。学べる喜びは、生きる力、学ぶことによって心も体も変えて行きたいです。微力ですが、世の中の人に役立つ人になりたいと願っています。
全国夜間中学校研究大会に出席できました事を皆様に心から感謝申し上げます。
(2009年8月19日)
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