遠友だより
第155号 2010年11月24日
2年国語短詩集(2)
S.Mさん
サイクリング
かぜを切って
くもの向こうまで
みんなで
よぼう
こころのままに
* * *
S.Tさん
秋の空 いろいろな形の雲が
紅、青、黄色の山の
かなたに流れていく
* * *
S.Mさん
あ あなた私を残して どこへ行ったの?
い 何時か私も行くでしょう
た 沢山の友とはしゃいでいます
く くらしは何とかなってます
て てくてく歩いて そのうち出かけます
* * *
T.Rさん
楽しい遠足でした。
雨ふらなくて、よかったですね。
* * *
T.Iさん
可憐なコスモスさん
肩をゆらし姉妹で何を語っているのかなあ
* * *
T.Kさん
秋空
秋空は きまぐれだ
朝晴れていたのに
昼になり 雨が降る
私の今の心を 反映しているように
あ あい色と
き き色と あわせた
の のの花を集め
そ そらの青に溶けた
ら らぶこーる
* * *
T.Mさん
狂い咲きの季節だった
狂ったまま過ぎゆくなら
狂いついでに
冬には雪を持って来るな!
* * *
N.Mさん
私って 思考力なし
毎日毎日テレビばかりを見てる
今にきっとボケるからね
救いは遠友塾に通うだけ
* * *
N.Tさん
亡き母を
楽にさせてやりたかった
と思ってた
みんな仲良くくらしている
ことを空から見ているかな
* * *
F.Nさん
ふりかえると
時間通りに来る友と
沢山の話をした
なつかしい友のこと
つい暮れてゆく時間も忘れて
笑顔で別れ胸にひびく
* * *
M.Nさん
自分が老いているので
歳のことを言われると
とてもショック
* * *
M.Kさん
もうこりごりだ
療養生活
悲しい思いで
ずる休みと間違われ
おそまつ様でした
* * *
Y.Mさん
とっくん とっくん
べしゃ! ぐしゃ!
ほわわ〜ん ほわっ ほわっ
ごぉー びゅー
どれも心の音
* * *
Y.Mさん
紅葉の秋 赤・黄・青
山はすっかり色づいている
絵にもなるな 日本の秋
* * *
H.Kさん
ほんとうか
んー ほんとうだ
夜間中学のこのクラスに
あの有名人がやってくる
おねえさん おにいさん喜んで
「こんばんは」と言うのかな
* * *
M.Eさん
「I」という字
いつも一人で立っている
私もきりりと 立っていたい
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