札幌遠友塾自主夜間中学 20年の集い
来賓あいさつ
札幌市立向陵中学校長 植村 敏視 さん
それでは私も「みなさん、こんばんは」。向陵中学校の校長を務めております植村と申します。
向陵中学校には皆様と同じように、この春着任いたしました。先程、工藤代表から遠友塾のこれまでのご苦労、いろいろ感きわまる言葉を詰まらせながらのお話を伺いまして、きっとこれまでいかほどの苦労があり、又同時にいかほどの喜びがあったのかということを、感じながらお聞きしておりました。
4月22日だったでしょうか、本校に最初に皆様をお迎えした入学式の日、夕方から学校が大変華やいでまいりまして、スタッフの方々、生徒の皆さん、そして関係の方々が次々と本校に入られて、皆さんにこやかに、本当に初々しい入学式の雰囲気がただよっておりました。以来毎週水曜日になりますと、本当に楽しそうに皆様がお見えになり、いつも真剣に、そして明るい雰囲気で授業の準備を進められている姿を拝見しながら、教育の原点を見ているような、そんな思いをいだかせていただいています。夕方特に最近のように日が短くなってきますと、教室や廊下に電気がついて、皆さんの明るい声が、教室の中や廊下に響くようになりますと、「ああ、校舎はきっとこういうことのために作られているんだな」ということをつくづく感じます。通常ですと日中授業が終わり放課後になると、あとは静かに明日の授業を待つのですが、おかげさまで毎週水曜日には皆様方をお迎えして校舎はきっと喜んでいると感じている次第です。
中学校というのは、放課後活動も多く、皆様には使用上大変ご迷惑をかけている部分があるとは思いますが、今後とも工藤代表はじめ、関係者の方々と調整させていただきながら、少しでも良い学びの場が提供できるような、そういう学校でありたいと考えております。
20周年、人でいえば成人式にあたるお祝いの時、遠友塾のみなさんが、向陵中学校はじめいろんな場所で学びを深めていかれますことを、心よりお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。
本日は本当に、おめでとうございます。
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