行政への要望
|北海道教育委員会への要望書|
■2007年5月22日、上田札幌市長および札幌市教育委員会に、同じ内容の要望書を提出しております。■
2007年6月26日
北海道教育委員会様
北海道教育委員各位様
北海道に夜間中学をつくる会
札幌遠友塾自主夜間中学
代表 工藤 慶一
要望書
誰もが教育を受ける権利を持ち、学ぶことが生きる喜びになることを実在のものとする為、札幌遠友塾自主夜間中学の授業が「札幌市民会館」で始まってから17年
戦争せんそうや病気びょうきなどで学まなべなかった人ひと達たちは他ほかに学まなぶ場ばがなく、現在げんざいも変かわらず入学にゅうがくが続つづいています。最近さいきんは厚別区あつべつくに多数たすう在住ざいじゅうする中国ちゅうごく残留ざんりゅう孤児こじとその家族かぞくや不登校ふとうこうの子供こどもたちなどの入学にゅうがくが増ふえてきました。こうした学まなびを求もとめる大勢おおぜいの人達ひとたちの声こえに応こたえるため、長年ながねんにわたり学校がっこうの教室きょうしつ使用しようを求もとめてまいりましたが、いまだかなえられていません。
昨年さくねん8月がつ、日弁連にちべんれんより政府せいふに「学齢期がくれいきに修学しゅうがくすることのできなかった人々ひとびとの教育きょういくを受うける権利けんりの保障ほしょうに関かんする意見書いけんしょ」が提出ていしゅつされました。これは全国ぜんこく夜間やかん中学ちゅうがく研究会けんきゅうかいが訴うったえ、日弁連にちべんれんが受うけ入いれたものです。この意見書いけんしょの内容ないようを基もとに、教育きょういくに関かんする下記かき事項じこうを要望ようぼうします。担当たんとうされる部署ぶしょの方々かたがたと話はなし合あいを始はじめさせていただき、できるところから施策しさくを講こうじていただければ幸さいわいです。
要望ようぼう
義務教育ぎむきょういくを受うける機会きかいが実質的じっしつてきに得えられなかった人達ひとたちの実態じったいの把握はあくを可能かのうな限りかぎりすすめながら、
- 北海道ほっかいどうにおけるセンター校こうの役割やくわりを担になう公立こうりつ夜間中学やかんちゅうがく(公立中学校夜間学級こうりつちゅうがっこうやかんがっきゅう)を札幌市さっぽろしに開設かいせつすること。
- 道内どうないの自主夜間中学じしゅやかんちゅうがくを運営うんえいする民間みんかん団体だんたいに対たいし、学校がっこうの教室使用きょうしつしようを主しゅとする施設しせつの提供ていきょうと財政的支援ざいせいてきしえんを行おこなうこと。
- 教育きょういくを受うける機会きかいを保障ほしょうする為ため、個人こじん教師きょうしの派遣はけんなどの施策しさくを進すすめること。
- シニアスクールなど、既存きそんの学校がっこうの受うけ入いれ対象者たいしょうしゃを拡大かくだいすること。
- 住所じゅうしょ変更へんこう届とどけや病院びょういんの問診表もんしんひょうなど、公的こうてき書類しょるいの漢字かんじに「ひらがな」をふり、苦くるしみを和やわらげること。
(※実際じっさいの提出ていしゅつ書類しょるいには振ふりがなはありません)
|北海道ほっかいどう教育きょういく委員会いいんかいへの要望書ようぼうしょ|